6/7(土) 試合結果

6月7日(土)の「ダブル・ゴール・リーグ ~サッカー in 多摩~」は、八王子市立鑓水小学校にて開催されました!

暑さが少し心配でしたが、さほど湿度が上がらず、快適なサッカー日和となりました。

ゲーム後には、「子どものやる気」をテーマにしたワークショップを開催し、7名の方にご参加いただきました。

観戦およびワークショップにお越しいただいたみなさま、ありがとうございました!

試合結果

■ 第1試合 12:30~

 鑓水SC U10 5 – 1 八王子四小OSC U10

■ 第2試合 13:45~

 鑓水SC U10 4 – 4 東京・砂川FC

第1試合

U10 Game 10 前半後半合計
鑓水SC U10145
八王子四小OSC U10011

★得点

鑓水:米持 3、田倉 1、成田 1

八王子四: 西田 1

・主審:土田

・副審:吉武
・MC :吉武

4月19日の開幕戦と同カードとなったこの試合。
前回は、接戦ながら3-1と鑓水SCに軍配が上がっています。

八王子四小OSCはU9リーグでは首位に立つものの、U10リーグでは惜敗と引き分けが続き、まだ勝ち星がありません。
この試合で、前回のリベンジと初白星を狙います。

一方の鑓水SC U10は、この日連勝して首位を狙いたいところ。
試合数が異なるものの、U10リーグで現在首位に立つのは、弟分の鑓水SC U9。
4年生チームとしては、黙っていられません。


立ち上がりは鑓水SCが押し気味に試合を進めます。

ビッグチャンスは開始5分。
鑓水SCは、成田・米持・小峰の3選手による連動したハイプレスでボールを奪うと、そのこぼれ球を米持選手がダイレクトシュート!
ゴール右隅を狙った強烈なミドルでしたが、八王子四のGK・西田選手が横っ飛びでナイスセーブ!
コーナーキックに逃れます。

この左CK、キッカーは鑓水・長嶋選手。
中へ蹴り込むそぶりでしたが、ここはショートを選択。
左サイドライン際、フリーでボールを受けた米持選手、中へのカットインでDFをかわし、鋭いミドルをゴール右端へ突き刺しました!

その後は、両者一進一退の攻防を見せ、1-0のままハーフタイムへ。
前回同様、目の離せない展開となりました。

後半に入ると、流れは八王子四小へ。

開始3分、中盤で中村選手がパスカット、そのまま持ち込んでシュート。
これはGK正面でしたが、詰めていた西田選手が素早く反応し、気合のスライディングで押し込みました!
これで、八王子四が1-1の同点に追いつきます。

それでも鑓水SCはすぐに巻き返します。
後半7分、附田選手が中盤でボールを奪い、左サイドの田倉選手へ。
きれいにトラップして持ち出すと、左足で鋭くゴール右隅へ決め、再びリードを奪います。(2-1)

さらに後半11分、クーリングブレイク明けにも追加点。
センターサークル付近で米持選手がルーズボールを拾い、左45度の角度から左足を一閃。
シュートは右サイドネットへ吸い込まれ、スコアは3-1に。

その後も勢いは止まりません。
後半15分、成田選手が中盤の混戦から抜け出すと、そのまま前へ。
力強いミドルシュートを突き刺し、4点目。(4-1)

そして試合終了間際、決定的な5点目が生まれます。
自陣深くからのビルドアップで長嶋選手が起点となり、小峰選手とのワンツーで一気に左前線へ展開。
3人のDFを置き去りにする絶妙なスルーパスに反応した米持選手が、GKとの1対1を冷静に制してゴール!
米持選手は、この試合ハットトリックの大活躍!

八王子四小OSCは、3年生主体のチームながら、最後までよく粘り強く戦いました。
リザーブが少ない中での試合、暑さも重なり終盤はやや足が止まりましたが、一人ひとりが全力を出し切った素晴らしい内容でした!

第2試合

U10 Game 11前半後半合計
鑓水SC U10134
東京・砂川FOOTBALL CLUB314

★得点

鑓水:米持 1、吉岡 1、成田 1、天倉 1

砂川:土田 4

★グリーンカード

鑓水:成田 1

砂川:加藤 1

・主審:高橋

・副審:吉武
・MC :吉武

先ほどの試合勝利で飾り、2位に浮上した鑓水SC。
対する砂川FCは、ここまで1分1敗。
なんとしても今大会初白星を狙いたい一戦です。

試合は、いきなり動きます――なんと開始3秒!
キックオフの直後、鑓水・米持選手がドリブルで中央を突破。
迷いなく放ったシュートがゴールに突き刺さり、電光石火の先制点!(1-0)

立ち上がりに不意を突かれた砂川FCでしたが、ここから目覚めます。
3分、相手DFのミスに素早く反応した土田選手が押し込み、すぐに同点。(1-1)
さらに12分には、松本選手の鋭いプレスからボールを奪い、再び土田選手が決めて逆転!(1-2)

勢いに乗る砂川は18分、敵陣深くでボールを奪うと、土田選手がこの日3点目となるハットトリック達成の一撃! 鑓水を突き放します。(1-3)

前半は砂川FCが3-1とリードして折り返し。

後半も両チームの意地がぶつかります。

2分、鑓水・米持選手のスルーパスに抜け出した吉岡選手が左足で沈めて2-3。

砂川FCは再び土田選手が魅せます。
8分、ロングボールを巧みに反転してシュート。
GKに当たりながらもボールはゴール左下へ。(2-4)

それでも鑓水SCは諦めません。
10分、高い位置からのプレスでボールを奪い、成田選手が確実に決めて3-4。
再度、1点差に詰め寄ります。

そして、試合は劇的なクライマックスへ――
後半18分、長谷川選手がパスをカットし、ルーレットで2人をかわす華麗な突破!
さらに2人を引きつけて左へ流すと、フリーの天倉選手が左足で豪快にネットを揺らし、ついに同点!(4-4)

このまま試合は終了。
一進一退の攻防、互いに持ち味を発揮した大熱戦は、勝点1を分け合う結果となりました。

砂川FCは少ないチャンスを見事に得点へつなげ、鑓水SCは最後まで攻め続けて追いつく粘りを見せました。
会場が沸いた、まさに「ナイスゲーム」でした!

長谷川選手インタビュー

── 見事な同点ゴールのアシストでした。

「ありがとうございます。」

── パスの前に、ルーレットで2人を抜き去ったのが見事でした。

「父が教えてくれたんです。フランスのジダン選手のファンなんです。今まで一緒に練習してきました。勝ちきれなかったのは残念ですが、今日その成果を出すことができて、とても嬉しく感じています。」

── 長谷川選手でした! ありがとうございました!

※大人のヒーロインタビュー風に多少脚色しています😆

ホイッスルのあとに

当リーグでは、試合後に両チームの選手全員で「アフターマッチファンクション(AMF)」というミーティングを行っています。

これまでは、話しやすい雰囲気づくりのために3〜4人の小グループに分かれ、自己紹介やサッカーの話、休みの日に何をしていたかなど、気軽なテーマで交流してもらっていました。

この日は少しずつ慣れてきたこともあり、両チーム全員が一堂に会し、「相手チームのすごいと思ったところ」をテーマに話してみました。

「大勢の前で話すのはちょっと…」とためらう選手もいましたが、ひとりが勇気を出して発言すると、

「プレスが速かった!」
「あの子のシュート、すごかった!止めたけど、手がちぎれそうだった(笑)」
「◯番の子がすごく優しかった。倒れたときに“大丈夫?”って声をかけてくれた!」

と、堰を切ったように次々とフィードバックが飛び出しました。

第1試合では、ある選手が相手チームの選手と肩を組んでやけに仲良さそうに話していたので、不思議に思って聞いてみました。

「ん?同じ学校?でも、鑓水と四小ってそんなに近くないよね?」

すると、「だって、最初の試合でこのミーティングしたよ!」と返ってきました。

まるで「仲良くなれって言ったのは、そっちでしょ?」と言いたげな目で見られてしまい、思わず笑ってしまいました

このカードは再戦なので、AMFも今回が2回目だったんですよね。

サッカーを通じてつながってほしい――そう思って始めた取り組みですが、想像以上に早く距離が縮まっていて驚かされました。

そのふたりに限らず、多くの子どもたちが積極的に発言し、相手チームの選手に質問を投げかける場面も見られました。

1ヶ月半前には「何を話せばいいの?」と戸惑っていた選手たちが、今では自分の言葉で相手を認め、関心を持ち、交流する姿にちょっとした成長を感じます。

やはり、子どもたちは大人の予想を超えて、ぐんぐんと適応し、育っていくのだと改めて感じた一日でした。

━━ U10 順位表 ━━

━━ U10 勝敗表 ━━

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